病名告知はタイミングが重要になる

統合失調症の治療は、薬物療法が中心になります。
そのため、患者本人が病気であることをきちんと自覚しないと薬の効果も思うように得られません。
本人に病名を知らせることがとても重要になってくるわけです。
しかし、統合失調症であることを告げるのは諸刃の剣と言われています。
中途半端な伝え方をするのだけは避けなくてはいけません。
どの時期に、どのように伝えるかを配慮することが必要になってきます。
病名告知は主治医が責任を持って行うべきですが、家族とも話し合ってタイミングを探ります。
初診では本人には伝えないことが珍しくないです。
妄想や幻覚などの症状が出ているときも伝えません。
かえって症状を強めることになりかねないからです。
信頼関係をしっかり構築し、日常の診療の中でさりげなく本人に告知することが多いです。
ただ病名を告げるだけでなく、決して悲観すべき病気ではないこと、治療すれば大丈夫であることもしっかり説明します。